団体旅行には団体旅行の、個人旅行には個人旅行の良さがある!

一人旅だからこそ味わえる感動がある。旅行に形はないので、色々と試してみよう。

15年前の1月上旬、女1人でスペインのバルセロナとセビリアに行きました。その頃は、スペインへの直行便はなかったため、往復パリ乗り継ぎでした。目的は、バルセロナでガウディの建築やピカソ美術館を見に行ったり、セビリアでフラメンコを見ることなどで、パエリアも食べてみたいと思っていました。

しかし、スペインは治安が悪いと聞いていたので、もともとは行くことを躊躇していたのですが、前年に行った台北旅行で、既にスペインに行きたいと思っていたためか、「西班牙」(漢字で「スペイン」という意味)という垂れ幕やスペインミュージシャンのCDなどを発見し、スペインに呼ばれている気がして、旅に出ました。

バルセロナで観光した場所は、ガウディ建築のカサ・ミラ、サグラダ・ファミリア、グエル公園とモンタネール建築のサン・パウ病院とカタルーニャ音楽堂。他に、ピカソ美術館とゴシック地区、ミロ美術館、モンセラット修道院、カンペールのショップなどに行きました。セビリアでは、サンタクルス街、ロス・ガジョス(フラメンコ)、マエストランサ闘牛場、スペイン広場などに行きました。「カルメン」の舞台のたばこ工場やカテドラル、アルカサルは外から見ただけです。

オプショナルツアーには参加せず、すべて1人で見て回りました。食事は基本的には1人で、カタルーニャ音楽堂のカフェでタパスを食べたり、クアトラ・ガッツというピカソが通っていたカフェでお茶したりしました。モンセラット修道院のカフェテリアにも行きました。1度だけ数人で食事した時は、パエリアやサングリアを食べました。

一番面白かったのは、セビリアにいた1月5日の夜と1月6日の午前中に、東方の三博士のパレードが行われて、パレードの山車から飴がばらまかれたことです。地元の人々が、ビニール袋や傘の裏側を広げ、大量の飴をゲットしていました。わたしも、ちゃっかり参加させてもらいました。

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1月6日の午前中のパレードでは、サッカーボールなども投げられていて、獲ったおじさんが、近くにいた子供にボールをあげていました。バルセロナの駅では、キリストやロバなどに仮装した人々の記念撮影もできました。おそらく、このようなイベントがあることを知らずに行ったので、より楽しめたのかもしれません。スペインでは、1月6日までがクリスマスのようで、1月5日にもクリスマスツリーが飾られていて、クリスマスマーケットも開催されていました。

バルセロナは町で売っている鳥かごや貼られているポスター、グラフティアートなどがカラフルで、刺激に満ちていました。セビリアでは、スペイン広場をたまたま発見し、アズレージョの美しさに感動しました。カタルーニャ音楽堂で聴いたシャンパンポルカでは、本当にシャンパンが「ポン」と抜かれ、粋な演出だと思いました。

意外と怖かったことはなかったのですが、カタルーニャ音楽堂で夜音楽を聴き、0時頃に歩いてホテルまで帰る時(ホテルまで2駅ほどだったため)、目つきの悪そうな男性が数人通りに立っていたのが気になりました。しかし、いかにも悪そうな人というのは見ればわかったので、そういう人に注意すれば大丈夫だと思います。もちろんかばんを斜めがけし、チャックは手で押さえていました。人通りの多い通りをなるべく歩くようにもしていました。

この時の旅では飛行機に2回も乗り遅れ、チケット買い直しになりました。セビリアに行く時は、駅で空港までの行き方を聞いたはずなのに間違え、乗り遅れました。バルセロナからパリに行く時は、2時間前くらいに到着したのに、買い物が楽し過ぎ、時計を持ってなかったため、乗れませんでした。

困ったことは、行きのパリの空港で自動ドアが開かず、他のターミナル行きのバスも遅れ、飛行機に乗り遅れたことです。後の便に変えてもらいましたが、スーツケースは翌日の午後2時近くに届きました。スペインは午前が午後2時までらしいです。寒かったのでスタバのトイレを借りたら、鍵がかかっていて便座なしで困りました。

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