団体旅行には団体旅行の、個人旅行には個人旅行の良さがある!

一人旅だからこそ味わえる感動がある。旅行に形はないので、色々と試してみよう。

2018年の夏に1人でイギリス、フランス、イタリア、ヴァチカンの3カ国へ旅行に行きました。訪れた都市はロンドン、カンタベリー、パリ、ヴェネチア、ローマ、ヴァチカン、ナポリです。8月?9月の間、約3週間の周遊旅行でした。訪れた目的は観光です。日本からロンドン、パリからヴェネチア、ローマから日本への移動は飛行機を使いました。その他の移動は電車、国鉄やユーロスターなどの鉄道を利用しました。ヴェネチアの空港から島へは当然船です。

1人で全てを計画したので、旅行会社のツアー等には参加しませんでしたが、旅行中の観劇やガイドツアーは現地で予約したものです。ロンドン・ソーホーの劇場で『レ・ミゼラブル』を見ました。英語での演目でもちろん字幕も通訳もありませんが、ミュージカルの本場であるウェストエンドで観劇できたのは素晴らしい体験です。

ヴァチカンではサン・ピエトロ大聖堂、ヴァチカン美術館とシスティーナ礼拝堂を巡るガイド付きのツアーに参加しました。ツアー料金はそれなりに高価でしたが、ヴァチカンの歴史や美術品などを認定ガイドが紹介してくれたので知らずに見るより楽しめたと思います。システィーナ礼拝堂の中は撮影禁止なので実際に訪れて自分の目で見ることに意味があると強く感じました。

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2018年のことで、パリのノートルダム大聖堂はまだ健在でした。最寄駅の外で道を探していた時、フランス人の老紳士が英語で、なにかお困りか?と尋ねてきました。フランスは英語の看板が少なく、わたしはフランス語がわからないのでその老紳士にノートルダム大聖堂へ向かいたいのだと伝え、道を教えてもらうことにしました。すると老紳士は散歩の途中だから、と言って案内するよと提案してくれたのです。旅先で知らない人についていくのは危ないかも、と思いつつ良い人そうだし…とついて行くことにしました。

老紳士は道中、パリについていろんなことを教えてくれて、ノートルダムの向こう岸にある教会など、観光客のわたしが喜びそうなところに連れて行ってくれました。大聖堂に行く前、老紳士のお気に入りだと言う二階の窓から大聖堂が見えるというカフェに入って、一杯飲もうということになりました。

2階に向かうとその窓際で日本人の女性とフランス人の男性が座っていました。話しかけてみると女性はパリが好きで毎年定期的に訪れてはアパルトマンを借りて何ヶ月か住んでいるそうでした。その日は話が弾んで、結局4人でシャンパンを飲んだのが楽しかった思い出です。

ロンドン滞在中では食事に困りました。「イギリスの飯はまずい」というのはいろんなところで言われていることですが、正直まずいというわけではないです。しかし美味しいか、と聞かれれば首を横に振るしかありません。その上物価がかなり高いので、微妙な食事に高額を出し続ける状況がしばらく続いたのは精神衛生上良くなかったです。

ロンドンからパリに向かう時にユーロスターという英仏海峡を越える電車に乗ったのですが、出入国ということで荷物検査があり、出発の30分前にはゲートを通る必要があります。そのことはチケットに書いてありますが、見落としていたので、駅で昼ごはんを食べている間に入場時間を逃し予約したチケットは無駄になりました。

さらに運が悪いことに、チケットを再購入しようというタイミングでクレジットカードを紛失したことに気づき、カウンターで大慌てです。出国直前だったのでポンドを全て使い果たしてしまったわたしを助けてくれたのは隣のカウンターにいた日本人の男性でした。車椅子の彼は1人で世界を巡る旅の途中でした。おかげで無事パリに向かうことができ、彼もパリに行くところだったので着いてからお礼をしました。

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